ニコン20mm f1.8単焦点広角レンズのレビュー。遅ればせながらその良さを知る。

ニコン20mm f1.8単焦点広角レンズのレビュー。遅ればせながらその良さを知る。

D750 + 20mm f1.8

登山好きでカメラ好きの方はどんなレンズを好むのでしょうか。少なくとも僕のような写真シロウトは、山の雄大な風景をとりあえずすべてカメラに収めたいと思うはず。

それが実現出来るレンズ、すなわち広角レンズを欲しいと思う人が多いのではないでしょうか。いや、多いはず。

という訳で、今回は僕が見切り発車気味に購入したニコン20mmf1.8の単焦点レンズのご紹介です。あまり深く考えず買ってしまったレンズですが、今になって良い買い物をしたと思えるレンズでした。

Nikon20mm単焦点レンズの仕様

ニコンの20mm単焦点レンズは、正式には『AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED』です。特徴はなんと言ってもその画角。94度の超広角レンズです。画角が広い分、色々映ってしまうので考えて撮らないと、何が撮りたいのかよくわからない写真がたくさんできあがってしまうレンズです。

主だった仕様は以下の通りです。重さ355gは持てばわかりますがかなり軽いです。ちなみに、同じくニコンの24-120mmは710gで倍の重さです。

レンズ仕様
Nikon 20mm f1.8レンズの仕様

レンズの外観

20mm単焦点レンズの外観から。D750に取り付けたところがこちら。レンズとしては小ぶりなので威圧感はありません。

D750 + 20mm f1.8
D750 + 20mm f1.8

ナノクリスタルコートを示す「N」。ゴールドでカッコいいです。

ナノクリスタルコート
ナノクリスタルコート

レンズ先端部の径が少し大きくなっている珍しい形。

20mm f1.8のレンズ形状
20mm f1.8のレンズ形状

おそらく誰もが持っている?であろう24-120mmズームレンズと比較するとこの通り小ぶり。

24-120mm & 20mm
24-120mm & 20mm

山で意外と付けてる人が少ないのがレンズキャップ。常にザックに入れておくのでなければレンズ保護のためにキャップはあった方が安心だと思います。

ボディを複数台持ち込むようなガチな人でないなら、レギュラーのレンズはおそらくズームレンズでしょう。ニコンフルサイズなら24-120mmが一般的かと。

24-120mmのレンズのフィルターサイズ(レンズキャップサイズ)は77mm。そして20mm単焦点も同じく77mm。レンズキャップを共用できて便利なのです。

20mm f1.8
レンズキャップの共用・20mm f1.8
24-120mm f4
レンズキャップの共用・24-120mm f4
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Nikon20mm単焦点の作例

20mm単焦点レンズを使って撮影した作例をいくつかご紹介です。色んな撮り方ができるレンズで使えば使うほど楽しくなるレンズです。

暗いところでも豊かな階調。

f値を解放の1.8にすると広角レンズにもかかわらず結構ボケます。

20mm f1.8
20mm f1.8

良いレンズは玉ボケも綺麗です。

玉ボケ
玉ボケ

ちなみに、右のほうにある玉ボケの円の一部が欠けてレモンのような形になっています。被写体が撮影範囲の端になるほど、被写体から放たれた光の一部がレンズの側面に邪魔されてイメージセンサーに到達できず、結果的に一部が欠けたような画像になります。

これを口径食(ヴィネッティング)と呼びます。レンズの品質が悪いから生じるのではなく、レンズの構造的にどうしても発生してしまいます。詳しいメカニズムについてはこちらを参照下さいな。

f8ぐらい絞り込めばパンフォーカスに。広角な分、いろんなものが映り込むのでガチャガチャしがちです。それが逆に面白かったりしますが。

20mm f8
20mm f8

最大f16まで絞るとかなり広範囲にピントが合います。こういうあまり奇をてらってない写真が好きだったりします。

20mm f16
20mm f16

被写体を大きく撮影できる

広角なのに大きくとはこれ如何に?焦点距離が短く広角な分、被写体により近づく必要があるにも関わらず、この20mm単焦点は他のニコンのレンズと比べて被写体を大きく撮ることができます。

どれだけ被写体を大きく撮すことができるかを示す値に最大撮影倍率があります。この20mm単焦点の最大撮影倍率は、0.23倍です。ここで、最大撮影倍率とは何ぞやですが、

一言で言うと、被写体のサイズを1としたとき、イメージセンサー上に何倍で撮すことができるかを示したものです。

下の図をご覧下さい。例えば、縦長さ30mmの蜂を最大撮影倍率0.5倍のレンズで撮影すると、イメージセンサー上では

30mm ✕ 0.5倍 = 15mm

で撮影されます。仮にイメージセンサーがフルサイズだとすると、縦長(短辺)は24mmなので、24mm幅のうち15mm分の大きさで蜂が撮影されます。

つまり

15mm ÷ 24mm = 約0.63

写真の短辺の約63%の大きさで蜂を撮影することができるという訳です。

最大撮影倍率
最大撮影倍率

本題に戻りましょう。20mm単焦点レンズの最大撮影倍率は0.23倍です。なので、上の蜂の例にあてはめると、

30mm ✕ 0.23倍 = 6.9mm

なので

6.9 ÷ 24mm = 約29%

となります。つまり、30mmの大きさの被写体を写真の短辺方向の約29%の大きさで撮影できると言えます。

20mm単焦点の最大撮影倍率
20mm単焦点の最大撮影倍率

実際にはこんな感じ。
倍率例
このどんぐりは10mmぐらいの大きさでした。限界までよって撮影すると、イメージセンサー上では10mm✕0.23倍で2.3mm。なので、2.3mm/24mm=約10%。よって、計算上は短辺の約10%程度の大きさで撮影することができます。だいたい計算通りでしょうか。

さてさて前置きが長くなりました。それでは他のレンズと比べて20mm単焦点の最大撮影倍率はどうか。旧レンズや特殊レンズ、マクロレンズを除くと、単焦点レンズに限ると35mm f1.8と並んでトップの倍率です。ズームレンズを含めると4番目に大きく撮影することができます。ちなみにTOP4は以下の通りです。

1位 0.31倍 : AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
2位 0.28倍 : AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
3位 0.24倍 : AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
4位 0.23倍 : AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
4位 0.23倍 : AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
4位 0.23倍 : AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
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光条が綺麗

20mm単焦点レンズは光条がとても綺麗です。光条とは、太陽や点光源から放たれる光線のギラギラのこと。光条の形状はカメラの設定で変化します。一般的に、限界まで絞って暗く撮ると光条が生じやすくなります。光条について詳しくはこちら↓に書いているのでここでは割愛します。


上記リンクの写真を見てもらえればわかりますが、光源を被写体に含めて撮影する際、光源がボンヤリ光っているよりも、シャープな光線を放っている方が絵が締まって見えて綺麗です。

この20mm単焦点がとにかく光条が綺麗なのですよ。僕が持っている24-120mmと比較してもその綺麗さは一目瞭然。(上のリンクで比較してます)

という訳で20mm単焦点で光条を撮影してみました。

平城宮跡です。光条を綺麗に撮ることだけを考えてたので暗すぎますが・・・。

20mm単焦点レンズの光条
平城宮跡

こちらも平城宮跡。早朝です。太陽がギラついてます。

平城宮跡
平城宮跡

秋の奈良公園です。

奈良公園のモミジ
奈良公園のモミジ

20mmという超広角をいかしつつ、ちらっと光条を入れました。

奈良公園・浮見堂
奈良公園・浮見堂
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED AFS20 1.8G

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