【ニコンCapture NX-D】トーンを調整して鮮やかに加工しよう。

【ニコンCapture NX-D】トーンを調整して鮮やかに加工しよう。

奈良公園・調整後

ニコンCapture NX-Dの使い方の第2回目となります。1回目はCapture NX-Dの機能の概要の紹介をしましたが、今回からは具体的な機能についての紹介です。今回は基本的でなおかつ簡単に写真を印象的なものに変えることができるトーンの調整についてです。実際に加工を行いながら紹介しますので、効果のほどを確認して頂ければ。

具体例として下の奈良公園の写真で加工していきたいと思います。この日は天気が良く、青空と雲、お堂と池がすごく鮮やかで綺麗でした。ですが、雲のもこもことしたディテールを残そうとしたあまり、全体的にすごく暗い写真になってしまいました。これを、トップの画像のように補正していきたいと思います。
奈良公園・加工前

トーンとは?

トーンとは日本語で調子のことです。Caputre NX-Dでは色を扱っていますので色の調子、つまり色調のことになります。Capure NX-Dには色調をコントロールできるパラメータが大きく3つ存在します。明るさコントラスト色の濃さ(彩度)です。

Capure NX-Dではそれぞれについてバーをスライドすることで調整することができます。
トーン

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明るさ

明るさとは、その名の通り画像の明るさのことで、明るさをあげると画像が明るくなります。…なんか当たり前すぎで書いてて恥ずかしいです。動きとしてはイメージしやすいパラメータかと思います。明るさは露出設定が暗すぎた場合に適正な明るさにするときに良く調整するパラメータです。

Capture NX-Dでは様々な方法で明るさを調整することができます。

加工時の注意点

色の飽和に注意する

ここで注意点です。全ての画像補正に言えることですが、補正には限界があります。白飛びや黒つぶれに代表される、いわゆる色が飽和するというやつです。明るさのパラメータを0から40にしてみました。すると、池や木々の影の部分は明るくなりましたが、雲のディテールが無くなり真っ白になってしまいました。
■明るさ調整前
nx-d-明るさ調整前
■明るさ調整後
nx-d-明るさ調整後

このような飽和状態の確認方法として有効なのがヒストグラムです。上の2枚の画像の右上にヒストグラムが表示されています。これを拡大してみました。左が調整前、右が調整後です。

グラフの左端が真っ黒、右端が真っ白を示しており、ここにデータ達していると飽和していることになります。調整前の写真はヒストグラムの右端にグラフが達していませんが、調整後は右端まで達しているのがわかります。これ以上、明るくできな限界値に達しているということです。

画質の劣化に注意する

さらに注意点。明るさ調整後のヒストグラムに注目してください。よくよく見ると、元画像にはない、ギザギザが発生しています。これは明るさを上げた際に本来、なだらかに色味が変化していたところが、イビツになっていることを示しめしています。

要は画像が劣化したということです。ですが一方で、たとえ劣化していても見た目で分からなければ問題無いとも言えます。このあたりは画像を確認しながら許容範囲をっ確認して下さい。いずれにせよ、色調補正と画質低下はセットと理解しておくのが良です。

飽和を避けての調整を行うと、明るさはそれほど挙げられません。10ぐらいでヒストグラム上では飽和し始めていることがわかります。これ以上、明るさを挙げると雲の白飛びが顕著になってしまいます。
nx-d明るさ10

とりあえず明るさ10程度にとどめておけば、空は良い感じの明るさを保っていますが、それ以外の木々や池は依然として暗いままです。でも、これ以上明るさを挙げると雲が白飛びしてしまいます。さて、どうしましょう・・・。

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暗いところだけ明るくすることができる

Capure NX-Dには暗いところだけ明るくすることができる機能があります。メニュー画面の棒グラフのようなアイコンをクリックすると、トーン(ディテール)というパラメータ調整ウィンドウが表示されます。この中のシャドーというパラメータを調整することで、暗い部分のみ明るくすることができます。
トーン・ディテール

では実際に調整してみましょう。まだまだ暗いので思い切ってシャドーを70まで上げてみました。いかがでしょうか?薄暗かった木々やお堂、池がかなり明るくなりました。
nx-d暗いところを明るく
明るくはなりましたが、何だが木々がくすんで見えますね。そしてメリハリも不足している気もします。

今回はここまでです。次回はくすみとメリハリのなさを解消するために、彩度とコントラストを調整していきたいと思います。

今回の加工は、画像全体に対して処理を施しましたが、局所的に処理したい場合はカラーコントロールポイントという便利機能があります。2018年11月に追加された新機能で、非常に有用です。詳細な使い方は以下にまとめています。

参考
Caputre NX-Dについて書かれた本はあまりないのですが、基本的な操作はこちらに参考になります。ただ、カラーコントロールポイントに関しては未掲載です。

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