Capture NX-Dの新機能カラーコントロールポイントはかなり使える!

Capture NX-Dの新機能カラーコントロールポイントはかなり使える!

カラーコントロールポイント

11月のバージョンアップでカラーコントロールポイントなる機能が追加されました。待望の機能です!前にCapture NX-Dのデメリットをまとめましたが、最もネックだった点が解消されました!^^

今までは、写真の中の一部のエリアのみを調整することができませんでした。似た色味の青い海と青い空の写真があったとき、その片方にだけ処理を施すことができなかったのです。

無料だから仕方ないと思っていた矢先、やってくれましたニコンさん!カラーコントロールポイントです!これによって局所処理が可能になりました。さっそく使用感をレビューしてみたいと思います。

カラーコントロールポイントとは

局所的に処理するといえばPhotoshopのように領域指定することが頭に浮かびますが、カラーコントロールポイントはいい意味でもう少しアバウトな指定をします。どういうことかさっそくやってみましょう。

まずはメニューからレタッチのタブを開きます。下段にカラーコントロールポイントのメニューが開くので、右のアイコンをクリックします。
カラーコントロールポイント操作

右のアイコンが黄色表示になった状態で画像の任意の位置をクリックすると以下のような図?が表示されます。下部の三角マークを押すと、さらに表示が増えます。

カラーコントロールポイント2

ここに表示されているアルファベットの頭文字が調整パラメータで、それぞれの意味は以下の通りです。色相は-180~+180、それ以外は-100から+100の間で調整可能です。

  • H : 色相(-180~+180)
  • S : 彩度(-100~+100)
  • B : 明るさ(-100~+100)
  • C : コントラスト(-100~+100)
  • R : 赤(-100~+100)
  • G : 緑(-100~+100)
  • B : 青(-100~+100)
  • W : 暖色系調整(-100~+100)
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暖色系調整だけ見慣れないものですが、プラス方向に調整すると暖色系、マイナス方向に調整すると寒色系の色味に変化します。

領域指定の方法ですが、一番上の何も書かれていない黒丸をクリックすると破線円が表示されます。黒丸を左右に動かすと破線円の大きさが変わるのでこれで処理を施す領域を指定します。
カラーコントロールポイント4

「でも領域って常に丸な訳じゃ無いよね?自由に領域を決めたいんだけど。」と思った方。ごもっとも。実はこの破線円がそのまま領域を示すものではありません。あくまで感覚的な大きさであって選択範囲とは異なります。では選択範囲は?

メニュー欄の「適用範囲の表示」のチェックボックスにチェックを入れると、画像がモノクロ反転します。このとき、白く表示されているエリアが選択範囲となります。
カラーコントロールポイント・選択範囲
プロットしたポイントの色味を基準として、破線円の大きさに追従してその同系色を自動的に選択するという仕組みです。ですので、厳密な意味で任意には選択できませんが、その分、操作が簡単で扱いやすい利点もあります。

カラーコントロールポイントを使った実演

それでは実際にカラーコントロールポイントを使って実演してみましょう。以下の写真をもう少しメリハリのある鮮やかな写真に、特に後方の山が霞がかっているのを改善していきたいと思います。
コントロールポイント実演・オリジナル

比較のために、コントロールポイントを使う前に従来の機能で調整してみました。明るさ、コントラスト、彩度、トーンカーブを調整することで確かにメリハリはつきましたが、陰影が付きすぎで暗くて重たい印象になってしまいました。彩度も上げすぎて不自然です。(従来機能の詳細な使い方はこちら。)


今度はコントロールポイントも使って調整していきます。局所的に調整したいポイントをプロットし、領域を確認しながら、明るさ、コントラスト、彩度を調整します。自由にいくつでもプロットを打つことができます。
カラーコントロールポイントで調整

以下が、①オリジナル、②コントロールポイントを使用せず従来の機能のみで調整したもの、③コントロールポイントを使用して調整した写真です。③が最も鮮やかさとメリハリがあって不自然さもない写真に仕上がっています。

①オリジナル
オリジナル
②カラーコントロールポイント未使用
カラーコントロールポイント未使用
③カラーコントロールポイント使用
カラーコントロールポイント使用

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カラーコントロールポイントはかなり使える!

カラーコントロールポイントはかなり使えるということが分かりました。カラーコントロールポイントを使用しない場合、全体の色調によっては調整幅がかなり限られてしまいます。

やりすぎると必ずどこかの色が破綻します。②のコントロールポイント未使用の写真はそろそろ危ういです。鮮やかさ、メリハリを強調するベクトルの調整はこれ以上は限界と思います。

ですが、③のコントロールポイントを使用した場合はまだ余力があります。やろうと思えばもっと鮮やかにメリハリある写真に加工することも可能です。機能は単純ですが、感覚的に操作しやすく非常によい機能だと思います。僕は満足です^^

ただ、調整の幅が広がることがイコール良い写真になることではありません。道具に振り回されず使いこなすスキルが必要です。カラーコントロールポイントを使うことで自由度は広がりますが、その分、慎重に使っていくべきだと思います。

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