【Capture NX-D】カラーコントロールポイント・暖色系調整の実力

【Capture NX-D】カラーコントロールポイント・暖色系調整の実力

暖色系調整

以前ご紹介しましたが、ニコンCapture NX-Dにカラーコントロールポイント機能が追加となり、様々なパラメータの付与を局所的に行えるようになりました。

実はこのカラーコントロールポイントで扱えるパラメータの中にしれっと「暖色系調整」なるものが含まれております。一般的では無いこのパラメータですが侮る無かれ。

使ってみると、案外便利だということが分かりましたのでご紹介したいと思います。

暖色系調整とは?

暖色系調整とは、その名の通り指定したエリアの暖色系の色味を強めたり弱めたりすることができます。

通常、色調を変化させる場合は、R・G・Bといった各色要素のバランスを調整します。これらの色をどの割合でブレンドすればどんな色になるのかをある程度理解していないといけません。

その点、暖色系調整は細かいことはよく分からなくてもうまいことやってくれるので便利です。

暖色系調整のメニューは、カラーコントロールポイントのメニューの一番したにあります。「W」のパラメータ変化させることで、暖色系の色味が変化します。
暖色系調整

風景写真では使う機械は多いのではないかと思います。例えば山だと夕焼けの写真を撮ったけど、いまいち黄色味が足らないといったときには暖色系のパラメータを上げると効果的です。

暖色系調整を用いた作例

言葉で説明してもその効果のほどは伝わり辛いので実際に暖色系調整を用いて加工した作例をご紹介します。

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大峰山

大峰山中腹の雪道です。16時過ぎで西日がさしてきた頃の写真です。調整前でも綺麗ですが、西日の黄色味をより強調してみました。

コントロールポイントを右手の樹氷のところにおき、大きめの円を指定して暖色系を強めています。

コントロールポイントは指定した色から遠い色ほど、その効果が薄くなる特徴があるため、日が当たった雪の白は黄色味が強調されていますが、それ以外の色調はそれほど変化していません。

東大寺

続いて東大寺です。この写真も夕方ですが、夕焼けを強調するために暖色系を強めました。調整前は落ち着いた印象ですが、調整後は印象的な夕焼けになりました。

少しやり過ぎてる感はありますが、効果のほどをご紹介する例ということで。

後立山連峰

後立山連峰の稜線に朝日が射している写真です。こちらは朝日の強調のために暖色系を強めています。

ちなみに、山頂からの日の出、日の入りにこだわる方はこちら。

白山

最後は白山の南竜山荘です。こちらは朝日、夕日ではなく日中の日差しの草木を暖色系調整によって強調してみました。どちらかというと例外的な使い方だと思います。コントラストも少し触っています。おそらく彩度調整でも似たようになったと思われます。

やり過ぎ注意

以上、3つの写真で暖色系調整の効果をご紹介しました。コントロールポイントには「彩度」パラメータがあって、これでも暖色系の色調を強調することができます。

ですが、あくまで元画像にある程度、彩度要素が含まれている必要があります。例えば白い雲を黄色くすることはできません。

その点、暖色系調整は元の色調に関係無く、調整することができます。しかしそれは一つ間違えると「強調」のレベルを通り超して「ねつ造」にもなります。やり過ぎ注意です。

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