簡単に写真を加工。ニコンのCapture NX-Dの使い方その1 機能概要

簡単に写真を加工。ニコンのCapture NX-Dの使い方その1 機能概要

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料理のクオリティが素材と味付けで決まるように、写真でも同じことが言えます。写真における素材とは生データ、味付けとは加工(レタッチ)のことです。

今回はそのうちの加工についてのお話です。世に写真を加工できるソフトはあまたありますが、ここではニコンの画像現像に特化したフリーソフトCapture NX-Dを使って写真をより印象的に見せるための機能を紹介したいと思います。

Caputre NX-Dとは

Caputre NX-Dとはニコン独自のRAWデータの現像に特化したソフトとHPには記載されていますが、ニコン独自のRAWだけでなくjpgその他の画像データも扱うことができる、画像現像ソフトです。

ホワイトバランスや露出、ピクチャーコントロール、トーンカーブ、明るさ、コントラストの調整と言った、主に色調をコントロールすることに主眼を置いたソフトです。

PhotoShopのようにレイヤーを構成したり、領域指定して画像の一部のみ画像処理をほどこすことはできず機能は限られていますが、それ故にシンプルで操作し易いソフトと言えます。何よりカメラメーカ自身が作ったソフトですのでその品質には信頼をおいてよいのではないでしょうか。

2018年11月のバージョンアップで画像の一部のみ処理を施すことができるようになりました!

もちろんデメリットが無い訳ではありません。デメリットについては以下にまとめています。

Capture NX-Dはニコンのホームページからダウンロードできます。無料ですので是非ダウンロードしてみて下さい。

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Capture NX-Dの基本的な使い方

ソフトをダウンロードして画像を開くと、以下のような画面になります。
使い方
主に使用する機能は黄色で囲んだ以下の4つです。これらについて解説していきます。

  • ヒストグラム
  • クロップ
  • エディット
  • ファイル変換

ヒストグラム(デジタル値の分布を確認する)

histogram
ヒストグラムとは横軸にRGBそれぞれのピクセルごとのデジタル値(0~255)、縦軸にその数を示したグラフで、RGBの色分布を感覚的に把握することができます。

RGBそれぞれの色に対応して、Rなら赤色でグラフが表現され、3色が重なる箇所は白で表現されます。

このグラフから読み取れることはいろいろありますが、確実に押さえておくべき点は1つだけ。デジタル値が0,255のときのピクセルの有無です。

例えば上のヒストグラムだと、デジタル値が0のときのRGBはありませんが、255のときのBの数が非常に多く含んでいることがわかります。これはBのデジタル値が255で飽和してしまい、Bの階調が飛んでいることを示しています。

つまりこの画像は空の青の部分のデータが欠落してしまっています。このようなデータの欠落は明確な意図がある場合を除いて避けるべきです。

様々なパラメータを変更するとヒストグラムもそれに追従して変化しますので、それを確認しながら、データの欠損が発生しないよう色調調整する必要があります。そのためにもヒストグラムは常に表示させておくのが良いでしょう。

クロップ(画像をトリミングする)

クロップ
クロップとは画像のトリミングのことです。クロップを選択すると左上の小ウインドウが開くので、ここでトリミングする縦横比を設定します。その後、画像上でドラッグすると設定した縦横比で画像が選択され、トリミングすることができます。

ファイル変換(画像を出力する)

ファイル変換は画像の編集を終えて出力するときに使用します。ファイル形式はJPEGかTIFFを選択し、画質、出力解像度、画像サイズを決定して出力します。
ファイル変換

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エディット

エディットが画像加工機能のことでこれを駆使して画像を編集していきます。このソフトはニコンのカメラで撮影された画像を前提に作られているので、ニコンのRAW形式のファイル(NEF)で機能のすべてを活用することができますが、JPG等のファイル形式でも十分使えるソフトです。エディットについては以下のページに詳細な操作方法を紹介しています。


エディットについて、ニコン製のRAW形式とJPGとで使える機能を表にしてみました。「△」は機能の一部が使用できず、「×」は完全に使用できないことを表しています。
機能NEFJPG
露出補正×
ホワイトバランス×
ピクチャーコントロール×
トーン
トーン(ディテール)
ノイズリダクション
カメラとレンズの補正
LCHエディター
傾き補正とアオリ効果
アンシャープマスク
レベルとトーンカーブ
レタッチ

Capture NX-Dを用いた加工の実例

Capture NX-Dを用いて行った加工の実例は以下のページで紹介しています。

参考
Caputre NX-Dについて書かれた本はあまりないのですが、基本的な操作はこちらに参考になります。ただ、カラーコントロールポイントに関しては未掲載です。

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