【ペイントショップ】フィルライトと明瞭化の効果。

【ペイントショップ】フィルライトと明瞭化の効果。

明瞭化127

ペイントショップの連投です。今回ご紹介するのはフィルライト。恥ずかしながら私、フィルライトなる言葉を知りませんでした。同じく知らなかった方。この言葉の意味が分かれば、その効果も想像できるかと思います。そして、ついでに明瞭化という機能についてもご紹介します。

フィルライト、明瞭化ともに知っておくとなかなか有効な機能だと思うので是非活用してみて下さい。

フィルライトとは?

まず、フィルライトの解説の前に三点照明の説明が必要です。三点照明とは、被写体を綺麗に撮影するための基本的なライティングのことです。図に表すとこんな感じ。

三点照明とフィルライト

まずはメインとなる照明の位置を決めます。通常、このメインライトがもっとも光が強く、その分、被写体にはっきりとした陰も作ります。

このメインライトが照らせなかった陰のエリアを照らすのがフィルライトです。メインライトによって生じた陰を和らげるため、という言い方もできるかも。

そして最後にバックライト。これは被写体が背景と同化しないようメインライトの対角から光を当てシルエットを浮かび上がらせてるためのものです。

以上のとおり、画質的にはシャドー部を持ち上げるのがフィルライトの効果です。黒つぶれしたように見えるところを明るく持ち上げて階調を復元するという使い方ができます。

ではさっそく使ってみましょう。今回も全体と同じく槍ヶ岳の写真を例にフィルライトを適用してみました。

ペイントショップを開き、「調整」→「明るさとコントラスト」→「フィルライト/明瞭化」を選択します。

フィルライトメニュー

「フィルライト/明瞭化」を選択すると、フィルライトのパラメータウインドウが開きます。

パラメータウインドウには、「フィルライト」と「明瞭化」があります。この「フィルライト」と「明瞭化」は、フィルライトのパラメータではなく、それぞれ別の機能と考えた方が良いと思います。

フィルライトパラメータ

フィルライトの効果

フィルライトは上で述べたように、メインライトによって生じた陰を和らげる(持ち上げる)効果があります。よって、フィルライトを上げるに従い、シャドー部がどんどん明るくなっていきます。

■フィルライトを0から20ずつ最大127まで上昇(明瞭化は0固定)

フィルライトgif

フィルライトを上げるに従って稜線を境に右のシャドー部を中心に明るくなっていくのが分かります。ただ、この写真の場合、明暗のコントラストが強いことがポイントだったりするので、フィルライトをあまり上げすぎるとその特徴を消してしまいますね。

ちなみにCapture NX-Dでは「シャドー」というパラメータを調整することで同じ効果が得られます。

明瞭化

なぜかフィルライトと同じメニュー内にある明瞭化。それぞれ独立しても良かったと思うのですが。

明瞭化とは、局所的にコントラストを調整する機能です。「局所的にコントラストを調整」と言うと、ローカルトーンマッピングを思い浮かべますが、明瞭化の方がローカルトーンマッピングよりもさらに局所的、といった感じです。

ローカルトーンマッピングについてはこちら。

明瞭化は少しだけだとあまり違いが分からないので、最大127まで上げた画像と比較したのがこちら。

■明瞭化を最大127まで上昇

局所的にコントラストが上昇し、写真全体にメリハリが生まれました。ただ、特に山肌の彩度が低下しているのが気になります。

ちなみに、Capture NX-Dでも同様に「明瞭度」なるパラメータがあって同じ効果が得られます。ただし、Capture NX-DではRAW(NEF)データでしか使えない機能です。

逆に明瞭度を最小の-127まで下げた画像との比較はこちら。全体的にボンヤリとした画像になります。

■明瞭化を最小-127まで上昇

今回ご紹介した機能を使った作例はこちら。

まとめ

今回のまとめです。

  • フィルライトとは、メインライトで生じた陰を和らげる(持ち上げる)役割
  • 明瞭化とは、ローカルトーンマッピング以上に局所的コントラストを強める効果
  • フィルライト、明瞭化ともにCapture NX-Dでも同様の機能がある。
PaintShop Pro 2019

PaintShop Pro 2019

8,429円(08/18 10:46時点)
Amazonの情報を掲載しています

※ペイントショップはCorelの公式HPから購入した方が安い場合がありますのでHPもチェックしてみて下さいな。

写真加工・作例カテゴリの最新記事