レンズ保護フィルタ(HAKUBAのSMC-PRO)の有無によって画質は変わるのか?!

レンズ保護フィルタ(HAKUBAのSMC-PRO)の有無によって画質は変わるのか?!

保護フィルター

カメラのレンズを保護する保護フィルタ。おそらくほとんどの人が付けていると思われますが、果たして保護フィルタによって画質は劣化するのか。今回はそれを検証してみました。

保護フィルタとは

保護フィルタとは、レンズの先端に取り付ける薄いレンズのことです。これによってカメラのレンズ表面が直接外部へ触れることが無くなるため、傷や汚れからレンズを保護することができます。

保護フィルタはぱっと見、無色透明ですが、厳密に言うとフィルタによって光が遮られています。ポイントは保護フィルタによる光の減衰の影響が人が識別できるレベルか否かです。

ちなみに、あえて光量を低下させるNDフィルターというものもあり、こちらはモノによっては明るさ以外の色調も変化することがあります。詳しくはこちら。

保護フィルタの有無での比較

保護フィルタの有無によって画質に差があるのかを比較してみました。今回使用する保護フィルタはHAKUBAのSMC-PROレンズガードです。この77mmをニコンのレンズ24-120mmに装着して画質の比較を行ってみました。

2019年3月19日時点では2716円で、価格的にはどちらかと言うと安価な方です。あまりに格安の保護フィルタは不安という人にとって、とりあえずで購入しやすい価格帯かと思います。

Capture NX-Dの画面をキャプチャーしたものの画質を比較してみました。正直、ちょっとルーズな調べ方ですが・・・。

ポイントは二つ。一つは画像の見た目の印象が変わるか。そしてもう一つは画面右上に表示されるヒストグラムの変化にも着目です。保護フィルタによって光が減衰するとすれば、光が暗くなる、つまりヒストグラムは右側のシャドー方向にズレるはずです。

27インチのディスプレイでは縮尺16%程度の表示になりますので、画像の一部を拡大し、100%表示させています。ヒストグラムは画像全体のものになります。画像の左側が保護フィルタ無し、右側がフィルタ有りです。

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画質比較1

まずはコンロです。左側(before)の保護フィルタ無し、右側(after)のフィルタ有りですが、絵柄で差異はありません。ヒストグラムもほぼ変化ありません。むしろ、右側のフィルタ有りの方がヒストグラムの中間調の山が右にわずかにシフトしているように見えます。

保護フィルタ有りの方が明るいということは原理的にありえません。フィルタの有り無しで被写体エリアが微妙に変化していることによるものでしょう。

画質比較2

続いてフローリングです。こちらも画像上に差異はみられません。ヒストグラムでは、保護フィルタなしの方がハイライト部がわずかに明るいようです。環境光のブレや誤差レベルでしょうか。

画質比較3

フローリング2です。こちらも正直、上の写真と同じ傾向でした。

画質比較4

何なのか分かり辛いですが、人工芝の上の鳥の羽です。これも画像では差はありません。ヒストグラムも誤差レベルのように思います。

画質比較5

天井の室内照明です。明るい被写体を撮ってみましたがこれまた変わりません。

画質比較6

最後にモノクロ画像です。明暗情報が最も顕著に表れ、なおかつ暗い画像にしてみましたがこれまた保護フィルタの有り無しで差異はみられませんでした。

まとめ

まとめです。保護フィルタの有無によっての画質的差異はありませんでした。厳密に言うと、一枚障害物が増えるため、影響を受けているはずですが、実質は識別できないレベルと言えそうです。

画質に命を賭けている画質至上主義者でも無い限り、保護フィルタによる画質劣化は気にしなくてもよさそうです。

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