登山用手袋。防寒を意識した3種類の手袋の使い分け

登山用手袋。防寒を意識した3種類の手袋の使い分け

皆様は山で手袋をつける派ですか。僕は普段はつけない派ですが、寒い時期になると必須のアイテムになります。そして3種類を使い分けています。

今回はどんなときにどのような手袋が良いのかをまとめました。

手袋の存在意義

そもそも手袋は何のために必要なのでしょうか?大きくは二つあると思います。一つは防寒のため。そしてもう一つは安全のため

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防寒のための手袋

人は体の末端ほど体温が下がりやすく寒さに弱いので防寒対策が必要です。

足は靴下と靴に守られているので雪山でなければ特別気を遣わなくとも良いですが、手は常に外気にさらされているのでそうもいきません。

手が冷えると単純に辛いだけでなく思うように動かせなくなります。手を使わないと登れない崖や鎖場では動かない手はリスクでしかありません。

そして、低温の環境で防寒対策が不十分だと最悪凍傷の危険すらあります。

以下の表は気温と風速に対する体感温度と、そこに晒され続けると何分で凍傷になり得るかをまとめたものです。

薄い赤色は30分で凍傷の恐れがあることを示しており、色が濃くなるにつれて短時間での凍傷のリスクが高まります。

例えば1月の雲取山の最低気温はおよそ-13.3度ですが、強風が吹けば30分以内に凍傷になる危険ゾーンに入ります。

凍傷になるまでの時間
凍傷になるまでの時間

山本正嘉著:『登山の運動生理学とトレーニング学』より

安全のための手袋

手袋をつけるもう一つの理由は安全のためです。ゴツゴツした岩場や鬱蒼とした草木をかき分けて歩かなければならないとき、怪我しないように手袋をつけます。または、岩や鎖をしっかりグリップするために滑り止め付きの手袋をつけたりします。

冒頭に僕は手袋をつけない派と書きましたが、この用途では手袋をつけていません。

確かに怪我をするリスクがあるかもしれませんが、手袋よりも素手の方が岩や鎖を掴んだときの信頼性が高いんです。皆さんはいかがでしょうか?

3種類の手袋

僕の考えでは防寒用として3種類の手袋があればどこでも対応可能と思っています。ではこの3種類とは何かをご紹介します。

①.100均の手袋

まずは100均の手袋。恐らく誰もが持っているであろうニット性の手袋です。用途は素手だと少し寒いかな、というようなシチュエーションで使います。

このての手袋は特にこだわりなく安いものを使用しています。100均でも十分だと思います。

丈夫ではないのですぐ穴が開いたりしますが、消耗品と思って買い換えています。もっと使用頻度が上がれば良い手袋を買ってもいいんですが・・・

100均の手袋
100均の手袋

僕はあまり触りませんがスマホ操作をする方はそれ用の手袋が良いでしょう。100均よりは値段は上がりますが、例えばこんなやつ。

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②.登山用の手袋・イスカ トレッキンググローブ

次に登山用の手袋です。僕が持っているのはイスカのトレッキンググローブです。

トレッキンググローブ
トレッキンググローブ

防水性、防風性、透湿性を備えており、手の平には滑り止めも付いています。

滑り止め
滑り止め

裾はゴム状になっていてマジックテープが付いており、隙間からの風雨の浸入を防いでくれます。今回ご紹介する3種の中では一番オーソドックスな手袋です。

マジックテープ
マジックテープ

この手袋の用途は素手だと少し寒いなに加えて、風雨が予想される春~秋山を想定しています。

単純な防寒性のみなら100均の手袋でも対応可能だけど、雨風が・・・となったときに出番となる手袋です。

雨の懸念がない日帰り登山のときは100均手袋、2,3日の縦走のときはこちらのトレッキンググローブを使用します。

繰り返しますが、僕の場合はあくまで防寒の用途です。快晴かつ無風で寒くなければ基本は素手です。

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③.本格的な冬山用手袋・ミレー アイスフォール

3つめが本格的な冬山仕様の手袋です。寒さ的に、上の二つの手袋では対応できないような冬山登山のときにつけて行きます。

僕が持っているのはミレーのアイスフォールという手袋。

本格的冬山用手袋(ミレー アイスフォール)
本格的冬山用手袋(ミレー アイスフォール)

中綿かつ裏起毛。手首まで保護する長めの裾(カフっていうらしい)になっているので保温性抜群です。

裏起毛
裏起毛

ゴアテックスを採用しているので透湿性にも優れています。

GORE-TEX
GORE-TEX

手の平には革が採用されておりグリップ性、堅牢性も備えています。

そして何気にうれしいのがストラップ付き。手首に通しておけば手袋を脱いで誤って落とすことを防げます。

カメラを撮るとき、手袋をしたままだと操作し辛くて脱ぐときに便利です。

ストラップ
ストラップ

100均手袋と2枚重ね

厳冬期の冬山ではインナーとして100均の手袋をつけて2枚重ねで臨みます。

細かい作業が必要で、手袋を脱がなくてはいけなくなったとき、たとえわずかな時間でも外気に素手を晒すのはリスクなので常にインナーとして100均の手袋をつけておくのが吉です。

100均の手袋と2枚重ね
100均の手袋と2枚重ね

まとめ

3種類の用途別の手袋をご紹介しました。これらの手袋について「防寒性」「防水性」「防風性」「防護性」でまとめました。おまけに「価格」も。

ミレーのアイスフォールがすべてを兼ね備えた手袋です。が、「少し寒いかな」ぐらいでは完全にオーバースペックです。春から秋限定ならトレッキンググローブがオススメ。そしてお手軽に使える100均手袋。厳冬期のインナーとしても活躍します。

 ①.100均の手袋②.登山用の手袋③.本格的な冬山用手袋
防寒性
防水性×
防風性
防護性
価格(19/12/22時点)100円3200円20900円

以上、冬山も考慮した場合、手袋は松竹梅の3種類を用意するのが良い、というお話でした。

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