笠ヶ岳登山。気合いだ!クリヤ谷から登るルートガイド。

笠ヶ岳登山。気合いだ!クリヤ谷から登るルートガイド。

笠ヶ岳。

個人的には北アルプスの百名山の中で最も難所な山、それが笠ヶ岳です。

笠ヶ岳は北アルプスの南西の端に位置する2897mの高峰で、山頂は端正な三角形をしていて格好良い山です。しかし、屈指の人気エリアの北アルプスにあって、笠ヶ岳は近づき難い孤高の山といった様相をていしています。

今回は、北アルプスの中でおそらく登るのが後回しになるであろう山、笠ヶ岳のご紹介です。

笠ヶ岳のアクセス

笠ヶ岳の登山拠点は新穂高温泉になります。が、新穂高温泉は上高地に比べてアクセスが良くありません。ちょっと前まで東京や大阪などからの直通便がありましたが2019年時点では無くなってしまいました。

笠ヶ岳登山は新穂高温泉を起点として笠新道から登るのが一般的ですが、今回はあえて少し南に下った中尾高原口からクリヤ谷を登って笠新道を下るルートのご紹介したいと思います。

中尾高原口には松本か高山濃飛バスセンターからバスでのアクセスが一般的です。詳しくは濃飛バスのHPをご確認下さいな。

登山口のアクセス

中尾高原口から登る笠ヶ岳ルートガイド

中尾高原口からクリヤ谷を登り、笠ヶ岳を経由して笠新道を下って新穂高温泉に至るルートのご紹介です。先ほど書いたように、笠新道のピストンが一般的ですが、あえてクリヤ谷からのルートをご紹介しています。

おそらく笠ヶ岳に登る登山者とは、それなりに登山経験があり、ある程度、メジャーな山はそこそこ登っていて体力もそこそこ自信あり、という人たちとお見受けします。

そして静かな山行を楽しめる方。そんな人にこそオススメしたいのがこのクリヤ谷からのルートです。

笠ヶ岳は以下の通り1泊2日で登ることができます。や、正確に言うと頑張って1泊2日で登らざるを得ません。2日間の総歩行時間は15時間45分。宿泊は山頂直下の笠ヶ岳山荘で登山口から9時間40分。

なかなか厳しいもんがあります。途中、エスケープルートもなくそれなりの覚悟が入ります。

1日目 歩行時間:9:40
中尾高原口-(3:30)→水場-(3:00)→雷鳥岩-(3:00)→笠ヶ岳山頂-(0:10)→笠ヶ岳山荘

2日目 歩行時間:6:05
笠ヶ岳山荘-(0:50)→抜戸岳-(1:20)→杓子平-(3:00)→笠新道登山口-(0:55)→新穂高温泉

2日間合計歩行時間:15:45

■笠ヶ岳のルート定数
笠ヶ岳ルート定数

笠ヶ岳のルート定数は上の通りで56.7。同等の体力度を要するのが谷川岳の馬蹄形縦走の55.3。こちらも笠ヶ岳に負けず劣らずヘビーです。谷川岳馬蹄形縦走に関する記事はこちら。

百名山のグレーディングやルート定数に関してはこちら。

後であらためてご紹介しますが、クリヤ谷から登る場合、前日泊としてオススメしたいのが中尾高原口から南に30分ほど歩いたところにある合掌の森 中尾キャンプ場です。露天風呂もあるキャンプ場でのんびりできます^^

■合掌の森 中尾キャンプ場

登山口である中尾高原口からしばらくは鬱蒼とした樹林帯が続きます。途中、徒渉もあり増水していると注意が必要です。
笠ヶ岳・クリヤ谷

等高線やルート断面図を見て頂ければわかりますが、ずっとそれなりの斜度での登り調子が続きます。まさに忍耐の登山。山頂までは一本道なので迷うことはないでしょう。ただただ一歩ずつ登るのみです。

景色が開けると疲労が和らぎますね。雷鳥岩あたりで槍ヶ岳が視界に入ります。
槍ヶ岳・笠ヶ岳

山頂までは約9時間半。山頂からは笠ヶ岳から伸びる縦走路と槍ヶ岳を拝むことができます。左手に見える小さな点々はテント場です。山頂から10分程度でアクセスできて景色良好。山頂直下のテント場って実はあまりないので、その意味でも貴重なテント場です。
笠ヶ岳山頂より

山頂からの眺めは360度の絶景が広がります。やっぱ日の出か夕暮れがオススメ。
笠ヶ岳山頂・日の出。

テント場で1泊して翌日はそのまま縦走路を北東に進みます。振り返ると笠ヶ岳の山頂とテント場が。
笠ヶ岳。

抜戸岳の分岐から笠新道を下ります。杓子平と呼ばれるこのあたり一体の景色も素晴らしい。

ここからの笠新道の下りは我慢あるのみです。と言うか登るときからずっと我慢です。膝をだいぶいじめることになるので休憩しながら下りましょう。笠新道を下りきると、新穂高温泉まで比較的平坦な道が続きます。

登山後の達成感もあって、僕は何気にこの道の景色が好きです。
笠新道・下山

新穂高温泉に到着してからはやっぱ温泉です。僕が良く立ち寄るのは中﨑山荘。ここでお風呂に入って疲れを癒やし、飛騨牛ステーキでお腹を満たします^^
中﨑山荘
飛騨牛ステーキ

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山小屋・テント場情報


笠ヶ岳のテント場は山頂直下の笠ヶ岳山荘の他には登山口の山小屋のみです。中腹に山小屋があればだいぶ登りやすい山になると思うのですが、じゃないが故に登る人が少なく静かな山が楽しめるとも言えます。

山小屋/テント場収容人数テント張風呂営業開始営業終了
笠ヶ岳山荘100256月下旬10月中旬
わさび平小屋60307月上旬10月中旬
穂高平小屋30107月中旬10月上旬
合掌の森・中尾キャンプ場707月初旬11月初旬

次に登る百名山を決めるのに最適な本がこちら。アクセスが掲載されていて地図が大きいのが◎。2008年出版なので少し古いですがとても重宝します。よろしければ是非^^

日本百名山地図帳 (2008年版)

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