山岳保険のオススメ。jROの2018年分の支払い分担金はゼロ円だった

山岳保険のオススメ。jROの2018年分の支払い分担金はゼロ円だった

jRO2018支払い額

以前、山岳保険jRO(ジロー)について書きました。遭難に対する救助活動等で発生した費用を、保険加入者全員で案分して支払うという仕組みの保険です。公式HPはこちら。

過去のの支払い実績や、保険内容の詳しい解説はこちら。

先月、2018年分の支払い額(事後分担金)が確定したとのことで通知がきましたので、ご紹介したいと思います。

山岳保険jROの簡単なおさらい

jROの支払い金の仕組みを簡単におさらいしておきましょう。jROの支払い額には大きく3つあります。「事後分担金」「支払い済み事後分担金精算額」「年会費」です。

事後分担金とは、その年の遭難に対する救助活動等で発生した費用を、保険加入者全員で割った一人あたりの支払い額のことです。ただし、事後分担金は10月半ばでその年の額を決めてしまい、10月後半以降は見込みで金額を計上する仕組みになっています。

ですので、見込みで決定した金額が実際の支払い額より多い場合は、その分を返金する必要があります。これが支払い済み事後分担金精算額です。

最後の年会費は説明不要ですね。

2018年の支払い額

以上を踏まえて、2018年の支払い額を見てみましょう。
jRO2018支払い額
「2018_事後分担金」は300円でした。これは2018年の救助活動等で発生した全費用を会員で割った額が300円だったということです。

ですが、これは10月半ばまでの実績に、それ以降の見込額を上乗せして算出した金額です。

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次に、「2017_支払い済み事後分担金精算額」は-300円でした。ここには記されていませんが、実は2017年の事後分担金は500円でした。

これも2017年10月時点で見込みで決めた金額で、その後、2017年の分担金が200円に確定しました。よって、その差の300円を返金するという意味の-300円です。

次に「2018_事後請求額」とは、「2018_事後分担金」の300円から、「2017_支払い済み事後分担金精算額」の300円を引いた額のことで、300円-300円で0円となります。

「2019_会費(税込)_更新」は2019年分の年会費です。これは固定費で2160円です。

よって、この請求書を要約すると、「2018年分の支払いは300円ですが、2017年に300円余分に徴収していたので差し引き0円です。2019年の年会費は別途2160円かかります。」です。他の山岳保険の詳細は分かりませんが、この金額水準で330万円までの保証が得られるのは有益ではないでしょうか。

2018年は何にお金がかかったのか

では、2018年は何にどれだけお金がかかったのでしょうか。同封されている書類によると、2018年10月15日時点で、費用総額は16,655,624円でした。

そして、10月以降で発生する費用を9,900,000円と見込んでいます。これらを合計して26,655,624円となっています。(単純に足し算すると26,555,624円のはずですが・・・)

そして、10月15日時点の会員数82,028名で割ると325円。この端数を切り捨てて300円としています。

細かい内訳も記されています。驚くことに合計1665万円のうち990万円が、たった3件の事故で支払われています。いずれも上限額である330万円となっています。実費はそれ以上の額であることは確実でしょう。

高額な支払い事案

個々の遭難状況も記されていますので330万円の事案について抜粋してみました。

case1

6月北アルプスの笠ヶ岳にて単独行。笠ヶ岳山荘を6時頃に出発して笠新道を下山途中に行方不明となる。現在も、有料救助隊により捜索中。

case2

6月鳥海山にて単独行。事故発生日の夕方、本人から宿泊予定だった朝日岳古寺鉱泉朝陽館に17時頃にキャンセルの連絡をしている。その際、「設計から滑落して腕を打撲したが、足は大丈夫なので自力で下山する」とのことだったが、それ以降、連絡が取れない。数度に渡り有料救助隊により捜索中。

case3

8月槍ヶ岳・北鎌尾根にて単独行。2泊3日の予定で中房温泉より入山。下山予定の翌日、家族より救助要請。有料救助隊により捜索中。

共通するのはいずれも単独行という点です。他に目撃者がいないため、詳細な情報が得られずに操作が難航して長期化し、費用がかさんでいったものと思われます。安全登山を心がけるなら、単独行は控えて山岳保険に加入するのが吉でしょう。

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遭難の実態をまとめた記事はこちら。

まとめ

以上を簡単にまとめますと

  • 2018年の個人の支払い分担金は0円。
  • 2019年の年会費2160円のみ支払い。
  • 2018年の総支払額は1665万円。このうち3件で990万円を占める。
  • 高額な3件はいずれも単独行
  • 単独行は遭難すると捜索が長期化する。

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