前にこのブログでも紹介しました、トレランや軽登山で愛用していたサロモンのスピードクロス4ですが、スパイクの摩耗が進行してそろそろ限界と判断し買い直しまました。
履き心地良く気に入っていたので、新たに購入したのもスピードクロス4。そしてより登山での使用(トレランではなく)を意識してゴアテックスタイプを購入しました。
トレラン用としてだけでなく登山用としてもオススメ。という訳で今回はスピードクロス4ゴアテックスのご紹介です。
前のスピードクロス4の状態

前のスピードクロス4を購入して約3年半。もともと履いたときのフィット感のスパイク、レースシューが気に入ってかったスピードクロス4ですが、度重なる使用でだいぶ劣化してしまいました。
全体的にスパイクが柔らかくなり、特に最も加重が掛かる踏みつけ部を中心に摩耗が顕著で、スパイクが擦り減って無くなってました。

また、つま先のスパイクは亀裂が入り、このまま履き続けると根元から取れそうな感じに。

スピードクロス4はフラットなソールに長いスパイクが付いた構造のため、スパイクが無くなるとフラットなソールと地面が接することになり、グリップ力が極端に低下します。
この状態で登った葛城山で何でもない下りで滑って買い直すことを決意しました。
買ったのはスピードクロス4ゴアテックス

もはや限界と思い買い直したのが、スピードクロス4のゴアテックスです。2019年10月時点の最新モデルはスピードクロス5ですが、あえて1世代古い4にしました。
理由は、4の履き心地に問題無かったのと何より安かったから。どうやらスピードクロス5が発売になったことで4は値下げしているようです。
ただし、使用していたスピードクロス4は防水性が無く、登山で使用するにも雨が降らない日に限定してましたしたが、より汎用的に登山で使用したいと思い、ゴアテックスタイプにしました。

ノーマルとゴアテックスタイプの違い
ベロ(タン)の形状
新旧スピードクロスの違いを確認して見ましょう。機能的にはゴアテックスであるか否かが大きく違いますが形状的には、まずはベロ(タン)がノーマルタイプは本体と独立してその名の通りベロ(タン)になっていましたが、ゴアテックスタイプは本体と一体化していて、より防水性を高める構造になっています。
ちなみに、この構造差はスピードクロス5にも継承されています。
以下の写真を比較してみて下さい。分かり辛くて申し訳ないですが、ノーマルタイプはベロが下に落ち込んでいますが、ゴアテックスタイプは本体から分離せず一体化しているのが分かります。・・・分かりますよね?
バックステーの形状
次に異なるのが、バックステー(かかと)の形状です。バックステーのトップがノーマルタイプはフラットですが、ゴアテックスタイプはアキレス腱の形状に沿って湾曲しています。靴が汚くてすみません・・・。

この形状差による機能面での違いは正直?です。履き心地に関しても特に差異はありません。なのでかもですが、スピードクロス5ではノーマルタイプもゴアテックスも同じフラットな形状になっています。
クイックレースは変わらず
スピードクロスの売りの一つでもあるクイックレースは変わらずです。クイックレースとは、靴紐を縛って固定するのではなく絞って固定するタイプのもので、楽で解ける心配も無くすごく気に入っています。
ノーマルタイプを3年半使用して、紐が解けたり緩んだりしたことは一度もありませんでした。

スパイクの形状はノーマルタイプゴアテックスタイプとで変わりません。

ゴアテックスの防水性能の確認
ゴアテックスであるからには高い防水性を備えているはず。ということで確認してみました。靴に水を垂らしてそれをはじくのか?
結果は見ての通り。見事に水を弾いてくれました。床にこぼれている水もすべて靴に垂らして弾いたものなので、防水性能は問題なさそうです。これで登山で安心して使えます。

まとめ
以上のまとめです。スピードクロス4のノーマルタイプとゴアテックスタイプの形状的な違いは、主に以下の二つ。防水性(透湿性)以外の履き心地や機能面では大差ないものと感じています。
■ベロ(タン)
ノーマルタイプ:分離している
ゴアテックスタイプ:分離していない
■バックステー
ノーマルタイプ:湾曲していない
ゴアテックスタイプ:湾曲している
ゴアテックスタイプを履くことで、雨天での心配ごとが減りました。防水性を備えていない靴では、特に寒い日に長時間雨にさらされると水分が足に浸透して致命傷になりかねません。
そして、スピードクロス5が発売になったことで4は値下げしていますのでその意味でもオススメです。