百名山のアクセス調査。東京から1泊2日で登れる山は?

百名山のアクセス調査。東京から1泊2日で登れる山は?

五竜岳

週末は天気が良いらしいとなると山に行こうと企みます。では二連休で登ることができる山とはどこなのでしょうか?近場でアクセスが良い山?遠くても時間が登るのに時間がかからない山?

そこで、百名山の中で二連休で登ることができる山をリストにしてみました。週末登山の参考にしてみて下さい。

条件

登れるか否かの判断の前に、条件を以下のように定めました。

・判定
前日移動+1泊2日で登ることができる山は「〇」、条件付きで登ることができる山は「△」、登れない山は「×」とします。

・起点
日本で最も人口が多い東京の東京駅を起点にして考えました。東京駅から登山口までのアクセス、登山口から登って下る所要時間、そして下山して東京駅までの所要時間のトータルが日曜の夜までに収まるか、がポイントです。

・期間
土曜、日曜の1泊2日に加え、金曜の夜に移動も可とします。ただし、平日で仕事(学校)がある前提なので、金曜に昼に移動しないと登れない山は「×」と判断します。

・移動手段
飛行機、電車、バス、タクシーを対象とし、マイカーは今回は除外します。

・登山タイム
登山タイムは山と高原地図などに記されている標準的なタイムを採用します。頑張って飛ばせば「〇」になる山もありますが、どれだけ頑張れるかは人によって異なるため今回は考慮しません。

・行動時間
1日の行動は16時をリミットとします。夏の稜線なら雷が発生しやすくなる14時までに行動停止するのが望ましいですが。

東京から1泊2日で登れる百名山一覧

 山名 所要
時間
[ 分 ]
登山口判定判定理由
1利尻岳 530鴛泊港金曜に東京19時50分発の電車に乗り、日曜に15時10分発の帰りの飛行機に乗れればOK。
2羅臼岳 380岩尾別温泉土曜に岩尾別温泉まで移動。日曜早朝に登って14時4分までに下山。
3斜里岳 280清岳荘
4阿寒岳 210雌阿寒岳
5大雪山 410姿見駅
6トムラウシ山 735トムラウシ温泉×登山口着が早くとも10時半。山頂付近のテント場まで7時間要するためNGと判断。
7十勝岳 645白金温泉金曜に東京19時6分発の電車に乗れればOK。
8幌尻岳 1050林道第一ゲート×登下山で2泊3日要するためNG。
9後方羊蹄山 500羊蹄自然公園バス停
10岩木山 380岩木山神社
11八甲田山 270八甲田ロープウェイ
12八幡平 180茶臼口バス停
13岩手山 440馬返し
14早池峰山 325河原坊
15鳥海山 455滝ノ小屋登山口
16月山 220月山8合目バス停
17朝日連峰 1005古寺鉱泉駐車場×登下山で3泊4日要するためNG。
18蔵王山 155樹氷高原駅
19飯豊連峰 1200川入バス停×登下山で2泊3日要するためNG。
20吾妻山 350浄土平バス停
21安達太良山 280奥岳
22磐梯山 365表登山口
23会津駒ヶ岳 585駒ケ岳登山口バス停
24那須岳 315ロープウェイ山頂駅
25越後駒ヶ岳 630枝折峠バス停
26平ヶ岳 625平ヶ岳登山口
27巻機山 490清水バス停
28燧ヶ岳 525御池バス停
29至仏山 320鳩待峠バス停
30谷川岳 240天神峠
31雨飾山 425雨飾高原バス停
32苗場山 710和田小屋
33妙高山 725笹ヶ峰バス停
34火打山 725笹ヶ峰バス停
35高妻山 515戸隠キャンプ場バス停
36男体山 335二荒山神社前バス停
37日光白根山 255山頂駅
38皇海山 295皇海橋
39武尊山 410裏見ノ滝駐車場
40赤城山 260赤城山大洞バス停
41草津白根山 190白根火山バス停
42四阿山 380鳥居峠
43浅間山 410浅間山荘
44筑波山 200筑波山神社入口バス停
45白馬岳 785猿倉バス停
46五竜岳 790アルプス平駅
47鹿島槍ヶ岳 965扇沢バス停
48剱岳 660室堂ターミナル
49立山 260室堂ターミナル
50薬師岳 770折立バス停
51黒部五郎岳 1425新穂高温泉×登下山で3泊4日要するためNG。
52水晶岳 1310高瀬ダム×登下山で2泊3日要するためNG。
53鷲羽岳 1460高瀬ダム×登下山で2泊3日要するためNG。
54槍ヶ岳 1085上高地×登下山で2泊3日要するためNG。
55穂高岳 1000上高地×登下山で2泊3日要するためNG。
56常念岳 760一ノ沢登山口
57笠ヶ岳 790新穂高温泉
58焼岳 390帝国ホテル前バス停
59乗鞍岳 175畳平バス停
60御嶽山 465田ノ原バス停×入山規制のため
61美ヶ原 385思い出の丘バス停
62霧ヶ峰 235車山肩バス停
63蓼科山 270御泉水自然園
64八ヶ岳(赤岳) 615見濃戸口バス停
65両神山 340日向大谷口バス停
66雲取山 515三峯神社
67甲武信岳 580西沢渓谷
68金峰山 455瑞牆山荘
69瑞牆山 275瑞牆山荘
70大菩薩嶺 450大菩薩峠登山口
71丹沢 580ヤツビ峠バス停
72富士山 535富士山5合目バス停
73天城山 260天城高原ゴルフ場バス停
74木曽駒ヶ岳 240千畳敷
75空木岳 725千畳敷
76恵那山 320黒井沢登山
77甲斐駒ヶ岳 440北沢峠バス停
78仙丈ヶ岳 400北沢峠バス停
79鳳凰山 730夜叉神峠バス停
80北岳 650広河原バス停
81間ノ岳 1140広河原バス停
82塩見岳 660鳥倉登山口バス停
83東岳(悪沢岳) 665椹島×登山口である椹島到着が土曜午後になるためNG。
84赤石岳 680椹島×登山口である椹島到着が土曜午後になるためNG。
85聖岳 1030椹島×登下山で2泊3日要するためNG。
86光岳 925易老渡×登下山で2泊3日要するためNG。
87白山 595別当出合バス停
88荒島岳 400勝原駅
89伊吹山 345伊吹山登山口バス停
90大台ヶ原山 225大台ヶ原バス停
91大峰山 480行者還トンネル西口
92大山 240大山寺バス停
93剣山 245見ノ越バス停
94石鎚山 275山頂成就
95九重山 550牧ノ戸峠バス停
96祖母山 435尾平鉱山バス停
97阿蘇山 250仙酔峡
98霧島山(韓国岳)300えびの高原バス停
99開聞岳 290開聞駅
100宮之浦岳 1020紀元杉バス停×登下山で2泊3日要するためNG。

百座のうち、○は82座、△は3座、×は15個でした。○が82座なので、東京からなら百名山のうち8割は前日移動+1泊2日で登ることができます。
個人的に思ってたより多いです。やはり東京は凄いですね。人の多さは常軌を逸して大嫌いですが、山へのアクセスの良さは素晴らしいです。
稜線

百名山の体力度についてはこちら。

百名山の山小屋から山頂までのアクセスのしやすさまとめははこちら。

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1泊2日では登ることができない山(×)

1泊2日で登ることができない山は次の15座です。トムラウシ山、幌尻岳、朝日連峰、飯豊連峰、黒部五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、槍ヶ岳、奥穂高岳、御嶽山、東岳、赤石岳、聖岳、光岳、宮之浦岳

登ることができない理由は何かと考えると、「遠い」と「登るのに時間がかかる」の二つが思いつきますが、表を見て頂ければ分かりますが、「遠い」が理由で登れない山はほとんどありません。登下山に時間がかかるため登れない山がほとんどです。

例えばトムラウシ山は登下山で12時間程度要します。土曜に到着して山頂付近のテント場に到着するころには真っ暗になっているためNGと判断しています。

椹島を起点とする山であれば、東京から夜通し走れば畑薙第一ダムに7時半までに到着し、送迎バスで8時半に椹島にアクセスすることはできます。

ですが、送迎バスに乗るには椹島にある山小屋に宿泊することが条件です。送迎バスを使わずに椹島まで歩くと5時間かかります。畑薙第一ダムから椹島までの東海フォレストの送迎バスのHPはこちら

条件付きで1泊2日で登ることができる山(△)

利尻岳

利尻岳
条件付きで1泊2日で登ることができる山。3座のうち、一つ目は利尻岳です。日本最北端の百名山である利尻岳には飛行機を乗り継いで行きます。

羽田から利尻島までの直行便はないので、新千歳空港、丘珠空港を経由します。金曜夜に新千歳空港まで移動する必要がありますが、そのためには19時50分に東京駅を出発する必要があります。

翌日、土曜日に新千歳空港から利尻空港まで移動しますが、最速でも14時40分着です。そこから、利尻岳ふもとのキャンプ場まで移動して一泊します。

利尻岳の所要時間は9時間弱。帰りの飛行機は15時10分発なので、そこから逆算すると、余裕を持って登山するには早朝3時頃出発することになります。

羅臼岳

続いて羅臼岳ですが、こちらも利尻岳の事情と似たようなもんです。金曜に新千歳空港まで移動して1泊。土曜に登山口である岩尾別温泉まで移動して1泊。日曜早朝に登って14時4分までに下山して帰りのバスに乗る必要があります。

羅臼岳登山の所要時間は6時間強なので、朝5時頃に登れば間に合いそうです。

十勝岳

3つめの十勝岳には旭川からバスを乗り継いで白金温泉まで移動します。東京から旭川には土曜始発で移動します。そこから電車で美瑛駅、バスに乗り継いで登山口である白金温泉まで移動して1泊します。十勝岳山頂までの間に山小屋が内ので、翌日曜の早朝に登山開始です。

11時間弱の長丁場に加えて16時43分白金温泉発の美瑛行きのバスに乗るという縛りの中での登山となります。

まとめ

以上のまとめです。

  • 東京からなら百名山の8割は前日移動+1泊2日で登れる。
  • 登山口までのアクセスが遠すぎで登れない山はほぼ無い。

一点、重要なこととして、1泊2日で登れるか否かと楽しめるか否かは別問題です。利尻島は条件をクリアできれば1泊2日で登れますが、果たしてそれで楽しい山行になるかは疑問です。せっかく利尻島まで行くのですから、もっと余裕をもって島を満喫するのが吉でしょう。

楽しい山行のために自分にとって何が必要か。それを忘れずに山に行きたいものです。

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