Capture NX-Dとペイントショップのアンシャープマスク(ハイパスフィルタ)の比較

Capture NX-Dとペイントショップのアンシャープマスク(ハイパスフィルタ)の比較

ハイパスフィルタ

皆様はペイントショップというソフトをご存じでしょうか?基本的な画像処理機能に加え、様々なフィルタやレイヤー機能、ベクター画像にも対応している高機能画像処理ソフトです。

要はフォトショップみたいなものですが、決定的に違うのが価格。最新版のPaintShop Pro 2019の価格は1万円しません。

写真加工はニコンのCapture NX-Dを愛用していましたが、僕のPCにはデフォルトでpaintshop pro x8がインストールされていたのでちょいと味見してみたところ、とても優れたソフトであることがわかったので、これからペイントショップについても紹介していこうと思います。

アンシャープマスク

まずは第一段としてアンシャープマスクです。画像の解像性を向上させるアンシャープマスク処理は、Capture NX-Dにも搭載されていますが、ペイントショップにもあります。

今回はCapture NX-Dとペイントショップのアンシャープマスクの効果を比較してみたいと思います。使用するのは以下の写真です。綺麗な景色の写真ですが、少しボケているように見えますね。

これにそれぞれのソフトでアンシャープマスク処理を施してみます。
オリジナル

スポンサーリンク

Capture NX-Dのアンシャープマスク

Caputre NX-Dのアンシャープマスクについては以前ご紹介していますので、使い方の詳細は割愛します。

Capture NX-Dのアンシャープマスクにはパラメータとして「適応量」「半径」「しきい値」があります。今回は、代表して以下の値を適用してみました。

適応量=100、 半径=10、 しきい値=0

■オリジナルとの比較
左がオリジナル、右がアンシャープマスクを付加した画像です。左右の葉っぱや木の幹のエッジが立っているのが分かります。

写真右手の葉っぱを拡大した画像が以下です。拡大すると違いが良く分かります。エッジは強調されていますが、葉っぱの緑色が失われているのと、木の幹のノイズが目立つようになったのが気になります。

アンシャープマスクを過度にかけ過ぎるのは禁物ですな。

ペイントショップのアンシャープマスク

ペイントショップによるエッジ強調はいくつか方法があります。大きく分けると、Capture NX-Dと同様にアンシャープマスクの付与、そしてもう一つはハイパスフィルタを作成してレイヤー合成する方法です。

そしてアンシャープマスクは「高域シャープネス」「シャープネス」「シャープネス(強)」「アンシャープマスク」と4種類もあります。

今回は「高域シャープネス」と「ハイパスフィルタ」の2パターンで処理してみました。

ファイルを開き「調整」→「シャープネス」から「高域シャープネス」「シャープネス(強)」「アンシャープマスク」のいずれかを選択します。
広域シャープネス

■オリジナルと高域シャープネスの比較
「広域シャープネス」を選択すると、「半径」と「強度」のパラメータを設定します。とりあえず、以下の通り、「半径5」「強度100」に設定してみました。

広域シャープネス

パラメータ値の善し悪しは画像のサイズや絵柄によるので色々値を変えて試してみるのが良いです。

■(拡大)オリジナルと高域シャープネスの比較

スポンサーリンク

ペイントショップのハイパスフィルタ

フォトショップでエッジ強調の手段として紹介されているのがハイパスフィルタを用いる方法です。こちらは今までの方法に比べると少しだけ手間です。

便宜上ハイパスフィルタと表現していますが、厳密に言うとペイントショップの機能の中に「ハイパスフィルタ」と名乗る機能はありません。

新たにレイヤーを複製し、「効果」→「エッジ効果」→「広域」を選択します。この「広域」がフォトショップで言うハイパスフィルタに相当します。
ハイパスフィルタメニュー

パラメータが表示されるので、「半径=5」に設定します。これも結果を確認しながら変えてみて下さい。
ハイパスフィルタメニュー

ハイパスフィルタを適用すると、明暗差が大きい輪郭部のみが抽出され、その他のエリアはグレー表示となる以下のような画像ができあがります。次に、この画像のレイヤー属性を「標準」から「オーバーレイ」、不透明度を「100%」から「20%」に変更します。
ハイパスフィルタ後

オーバーレイの詳細な意味については割愛しますが、コントラスを強調する効果があります。ただ、オーバーレイを重ねると効果が強すぎるため不透明度を調整してコントロールします。
属性、不透明度変更

■オリジナルとハイパスフィルタの比較
オリジナル画像とハイパスフィルタを適用した画像比較です。ハイパスフィルタ画像はかなり自然にエッジが強調されているのが分かります。特に川底の解像性が向上しています。

■(拡大)オリジナルとハイパスフィルタの比較

まとめ

まとめです。エッジを強調する手段として、Capture NX-Dにはアンシャープマスクがあり、ペイントショップにはさらにハイパスフィルタを用いる方法もあります。

絵柄やフィルタの適用強度にもよるかと思いますが、Capture NX-Dのアンシャープマスクはエッジが強調されると供に、ザラつくような感じとノイズが目立つ傾向があるのでかけ過ぎ厳禁です。その点、ペイントショップの広域シャープネスやハイパスフィルタはそれらが目立ち辛い傾向でした。

今回はアンシャープマスクについてでしたが、これから随時機能の紹介をしていきたいと思いますのでヨロシコです。

PaintShop Pro 2019

PaintShop Pro 2019

8,429円(09/17 22:25時点)
Amazonの情報を掲載しています

※ペイントショップはCorelの公式HPから購入した方が安い場合がありますのでHPもチェックしてみて下さいな。

写真加工・作例カテゴリの最新記事